プーチン「サッカーで八百長した奴には、7年の自由剥奪刑を科す」

　【モスクワ＝副島英樹】欧州刑事警察機構（ユーロポール）が本格捜査に着手したサッカーの八百長疑惑にからみ、ロシアが対策強化に動き出した。
プーチン大統領が法案を下院に提出し、近く審議が始まる見通しだ。罰則を強化し、盗聴器の使用を可能とするなど捜査態勢も拡充される。

　ロシアメディアによると、八百長試合の首謀者や関与者は最長７年の自由剥奪（はくだつ）刑を科すほか、罰金は現行の最高３０万ルーブル（約９０万円）から
最高１００万ルーブル（約３００万円）に引き上げる方向だ。捜査機関には盗聴を許可する権利を与え、内務省が特別対策部を新設する案も出ている。

　公認の賭け屋であるブックメーカーには、賭け金の受け付けと勝ち金の支払いの際に客の身元確認が義務づけられ、スポーツ連盟や税務当局に報告が求められる。
違反すれば罰金は最高１００万ルーブル（約３００万円）だ。また、選手やトレーナー、競技関係者も自らの関係するスポーツでは賭けができなくなる。
http://www.asahi.com/international/update/0206/TKY201302060007.html