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黒木智子「スタンド……?」

1 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:13:54.55 ID:qgIK5oZI0
―――これはとあるの女の子の

     ――モテない女の子の

        ――どうでもいい、でも奇妙な物語


〜学校の帰り道〜

猫「ニュァ〜ン」

智子「猫か……」

スッ

智子「……」クイックイッ

猫「ニャー」

智子(お)

猫「ゴロゴロゴロ」スリスリ

智子(こいつ、デカいけど、なかなかモフモフしててかわいいな……)

キラッ

智子(ん?)

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

智子(この猫、背中の毛に何か挟まって……)スッ

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

スパッ

智子「痛っ!」

カラーン… カラカラ……

2 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:15:09.31 ID:qgIK5oZI0
智子「……『破片』……? 『刃物の破片』か……?」

ツー

智子「あ、血……」

智子「……」パクッ チュー

智子「……」

智子「このクソ猫ォ! 人がちょっと可愛がったらつけあがりやがって!」

シーン……

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

智子(い、いない……? さっきまですぐそこにいたのに……)

智子「……」

智子「……帰るか……」

智子「……」ジー

智子(傷ついたの、左手の薬指、か……)ズーン…

3 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:15:58.90 ID:qgIK5oZI0
〜数日後〜

キーンコーンカーンコーン

智子(ようや今日の授業が終わった……)トントン

智子「……」

男子「あー、だりー。やっと土日かよ」

女子「ねー、アンタ今日ヒマァ?」

男子「おう、ナンかアンの?」

女子「今日、みんなでライブハウスいかない? 知り合いがバンドやっててさー」

智子「……」

男子「おー、いいじゃん。何系?」

女子「ダブステップ」

男子「あ、それ前言ってたやつ?」

女子「そー、あれあれ」

男子「面白そーじゃん。行くわ」

智子「……」

女子「じゃあ、家帰ったらいつもの場所に集合ね」

男子「おう」ガタッ

女子「途中まで一緒に帰ろ−」

男子「つか、この前の合コン、アレはねーよなー」

女子「だよね〜」ガラッ

智子「……」

4 :名も無き被検体774号+:2013/10/02(水) 08:16:58.90 ID:Sazg5ez+i
なにこれ

5 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:17:29.94 ID:qgIK5oZI0
シーン

智子「……」

シーン

バンッ!

智子「何だよダブステップって! デブスの間違いだろ!!
   てゆーかライブ? 行くかよ!
   しょせん文化祭レベルのペーペーのコピーバンドだろ!」

智子「ハァハァ……、……チッ」

智子(40度の高熱出してやっと学校来たと思ったらこれかよ。
    本来なら――)

モブA『智子ちゃん、からだ大丈夫?』

モブB『50度の熱出して死にかけたてったって聞いてたから、みんな心配してたんだよ!』

モブC『お見舞い、行けなくてごめんね。原因が分からないから
    先生が安易にお見舞いに行くなって……』

モブD『ホント、ごめんね。あ、今度、おごらせてよ! お見舞いの分も!』

智子『いいよ。もう、体もすっかり元気だし』ファサァ…

モブE『さすがトモちゃん、やっさしー!』

モブF『器が違うよね』

モブG『そうそう、人間の器が大きいっていうか、王の器だよねー』

智子「――とかいう展開にならなかったのはもう充分理解したよ!
    畜生! ファック! マザファッカーッ!!」

智子「……」

智子「帰ろ」

6 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:18:32.22 ID:qgIK5oZI0
〜帰り道〜

智子「……」トボトボ

カキーン、カキーン

智子(野球部か……。あいかわらずハゲてんな……。
    ヘルメットかぶってても丸わかりだろ。
    まぁ、私は丸刈りフェチじゃないからどーでもいーけどな)

野球部員A「声出していくぞー!」

智子「……」

野球部員たち「「「「「ウェーイ!」」」」」

智子(ウェーイってなんだよ)

カキーン

智子(お、すごい飛んだな。柵越えすんなコレ)

野球部員B「あ! 危ない!」

智子「あれ?」

ヒュルルルルルルル…

智子「ボールが」

ヒュルルルル……

智子「こっちに」

ヒュルルルッ!!

智子「くわぁッ!」バッ

ガッ!

バタッ

7 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:22:14.17 ID:qgIK5oZI0
智子「……」

智子(……野球部のハゲが打ったボールが顔面に直撃して死亡……
   明日の新聞に載るかな……)

智子(たぶん載らないな……)

智子(学校が事実を隠蔽して……、警察も面倒くさいから事件にしない)

智子(クソッ! 公権力め! 不祥事ばかり起こしやがって!)

タッタッタッタ……

智子(いや、待てよ……)

ガバッ

野球部員C「大丈夫ですか!」ユッサユッサ

野球部員C「おい! 『早く保健の先生』呼んでこい!」

智子(もしかしたらジャーナリストがこの事件を突き止めて……。
    野球部は廃部。警察の体制も大問題になって……)

野球部員C「!?」

野球部員C「……な、なんでだ……?」

ゴゴゴゴゴゴゴ……

                  ・ ・     ・ ・ ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・
野球部員C「頭に直撃……、した……、確かにした……。間違いない」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

智子(私は悲劇のヒロインとして新聞雑誌で取り上げられることに……)

        ・ ・       ・ ・        ・ ・ ・ ・
野球部員C「傷が…………ない……。……どこにも……」

━┓W━┓W━┓W━┓W━┓W━┓W
━┛  ━┛ ..━┛ ...━┛ ..━┛ ..━┛・・・・

8 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:23:05.90 ID:qgIK5oZI0
智子(あ、でもアレ……?)

智子(そうなると、顔写真が公開されたり……)

智子(学校のクラスメートにインタビュー)

智子(中学校時代のアルバムとか載っ……)

智子「うわあああああああああああああああああっ!
    それだけはやめろおおおおおおぉぉぉあああおおおおああおおおおッッ!!」ガバッ

野球部員C「うわぁッ!?」

智子「!?」

智子(あ、あれ……?)

野球部員C「大丈夫ですか!?」

智子「ぁ……? ぇ……?」

智子(私、なんともない……?)

野球部員D「先生呼んできました!」

保健の先生「この子!?」

智子(え……?)

保健の先生「大丈夫!? 痛いところは!?」

智子「ぁ……あぅ……」

智子(は、はっきり聞こえるがとっさのことに返事ができな――)

保健の先生「意識はあるけど混濁状態だわ。みんなでこの子を保健室に運んで!
        なるべく体を動かさないように!」

野球部員たち「「「「「ウェーイ!」」」」」

9 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:24:24.57 ID:qgIK5oZI0
〜保健室〜

保健の先生「黒木……智子さんね」

智子「ぁ……ぅ……は、はい……」

保健の先生「そのまま横になっていて」

智子「はは、はい……」

保健の先生「黒木さん、硬球が頭に直撃して倒れたのよ。
         まだ、意識がぼやっとしているみたいだけど、もう少し待てば『救急車』が来るわ」

智子(救急車!?)

保健の先生「外傷は見られないけど、当たった場所が場所だから、
         精密検査をする必要があるの。
         親御さんにも連絡してあるから、平気よ」

智子(事態が大事になってる!?)

智子「だだ、だいじょぶ、です……、あの、かえ、帰ります」

保健の先生「だめです!」

智子「!?」ビクゥッ!

保健の先生「脳に深刻なダメージがあったらどうするの!
        現に、今、上手くしゃべられないでしょう!」

智子(それは元からだ!)

智子(……とはいえ、だ。全然、ボールが当たったって感じがしなかったんだよな。
    今も痛いとこないし、傷もないし……)スリスリ

ピーボーピーポー

保健の先生「あ、今来たわ!」

智子(あ、あれに乗るの!? これ見よがしに乗るの!?
    妙なところで全校生徒の注目を集めるのなんて公開処刑かよ!
    い、いやだ!! 救急車に乗るくらいなら霊柩車に乗る!)

智子「や! やっぱり帰りま」

保健の先生「おとなしくしてなさい!」

智子「…………はぃ……」

10 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:26:45.83 ID:qgIK5oZI0
〜1週間後 杜王町S市〜

智子(今日は、ゆうちゃん《ビッチ》の誘いで、小旅行に来ている。
    ――結局、あの後、病院の精密検査でもなんの異常もなかった」
    その退院祝い(?)ということで、ゆうちゃんがちょっと旅行に行こうと言い出した)

智子(そう、ふだんは出不精な私だが、こうしたアクティブさが私には足りなかったのだ。
    つまり、これは男にモテる秘訣。
    この小旅行で男とコミュニケーションが取れれば、
    女子力が剣術士からナイトくらいにレベルアップするにちがいない!」

智子(それに、今はビッチという心強い味方もいる。
    ――うむ、まるで隙のない完璧な計画だ。
    ときどき、自分の頭脳明晰っぷりが怖くなるぜぇ……)

優「どうしたの? もこっち?」

智子「あ、うん、何でもない何でもない」

優「それにしても、いいところだよね、杜王町」

智子「うん」

優「あの震災があったけど、もうこんなに復興してる……」

智子(黒歴史があったが、これから発展する私と重なるな……。
    ――いや、比べるのは失礼か……)

智子「ゆうちゃん」

優「うん?」

智子「せっかく来たんだし、名産品の牛たんミソ漬け食べてかない?」

優「あ、いいね! 歴史がある町だから見るところも多そうだし。
  石ノ森章太郎が下で瞑想した、っていう松の木もあるらしいよ! 楽しみ!」パァァァァ

11 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:28:56.59 ID:qgIK5oZI0
智子「……?」

智子「……ゆうちゃん」

優「なに?」

智子「あれ、なに? 土地が盛り上がってるみたいだけど……」

優「うん、あれね……。よくわからないんだけど、
  地元の人からは『壁の目』って言われてるらしいよ。
  なんなのかはまだ全然分かってないんだって」

智子「ふーん……」

        ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
智子(あれ、すこしイヤな感じがするな……。
    ま、気のせいか)

優「そんなことより、行こ!」

智子「う、うん!」

〜数時間後〜

優「あれ? ここどこだろ?」

智子「ゆうちゃん?」

優「迷っちゃったみたい。人がいないから、ちょっとあそこの家に道、聞いてくるね。
  『東方』さん?かな? すぐ戻ってくるから」

智子「うん……」

智子(おかしい)

智子(男から声はかけられた)

智子(だが、みんなゆうちゃんばかり見て、私はあたかも存在していないかのような……)

智子(ゆうちゃんが可愛いのは私も認めよう)

智子「だけど、ひとりぐらい私を見てくれてもいいだろ!?
    旅行先でもこの扱いかよッ!! いい加減にし――あれ?」

智子(ゆうちゃんが、また男に……話しかけられてる)

智子(なんだアイツ……。変な格好……船乗りか……?)

ゴゴゴゴゴゴゴ……

12 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:31:13.39 ID:qgIK5oZI0
智子「なッ!?」

智子(なんだアレ!? あの、船乗り(?)の体から変なのが出てきた!?)

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

智子「ゆうちゃん!」

優「……」

智子(聞こえてない!? あの変なの、ゆうちゃん見えてないの!?)

智子「ゆうちゃん!」ダッ

タッタッタッタ

智子(なんだアイツ!? 『しゃぼん玉』!? 『しゃぼん玉』を飛ばしたぞ!?)

タッ

智子「ゆうちゃん!」

優「?」

ザッ!

優「あれ、あなた、だれ?」

智子「ゆうちゃん!?」

定助「君は彼女の友だちか?」

智子「ぉま……、ぁぅ……、しゃ、『しゃぼん玉』……」

定助「!」

          ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
智子「お前! ゆうちゃんになにをしたぁ―――――ッ!」

                   ・ ・ ・ ・
定助(――スタンド使い!? こいつも、『東方家』に関係する人間なのか……!?」

13 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:32:32.49 ID:qgIK5oZI0
智子「こんちくちょおおおおおおおおおおおおおおおッ!」

ザンッ

?「モテェッ!」

ドゴォッ!

定助「ぐあッ!」

ドッシャーン!

優「きゃああああああっ!」

智子(……!? なんだ!?)

━┓W━┓W━┓W━┓W━┓W━┓W
━┛  ━┛ ..━┛ ...━┛ ..━┛ ..━┛・・・・

?(命令シテ下サイ)

智子「うわぁッ!? なんだお前、っていうかなにッ!?」

?(ワタシは、アナタ、デス)

       ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
智子(……わかりかけてきたぞ……。こいつは守護霊みたいなもんなんだ……。
――私の言うことを聞く守護霊)

定助「こいつ……、『敵』か!(なんの目的でオレを襲ってきた?)」

智子「『フライ・トゥ・ダーク』――とでも名付けるか」

定助「ソフト・アンド・ウェット!」ゴアッ

智子「フライ・トゥ・ダーク!」ブォッ

S&W「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!!!!!」

FTD「モテモテモテモテモテモテモテモテモテモテモテモテェッ!!!!」

ガガガガガガガガガガガガガガッ!

FTD「モテネェーッ!」

ドゴォッ!

定助「ぐぶっ!」

14 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:37:06.67 ID:qgIK5oZI0
智子「……」

定助(なんだコイツ……。『強い』!!
    強いぞ……! S&Wがパワーで押し負ける……ッ!)

FTD「モテェッ!」

定助(マズい! ガードしなければ!)

定助「ソフト・アンド・ウェットォォォオオオッ!」

バキィッ!

定助「ぶっ、がぁっ……」

定助(な、なにぃ……)

ドゴーン

智子「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

                ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
定助(ガ、ガードが……、たしかにガードをしたはずなのに……)

定助「ソフト・アンド・ウェット!」

ブオッ

智子「フライ・トゥ・ダーク!」

フッ

定助「!?」

定助(S&Wのパンチが……、消えた……!? パンチを打った右腕が『ない』ッ!!)

智子「ソロプレイ……」ゴゴゴゴゴゴゴ……

定助「ハッ!?」

定助(い、いや、今は、『ある』……、一瞬、右腕が『消えた』……!)

智子「モテェーッ!」

定助「うおっ!」バッ

バキッ!
――スゥ……

定助(地面が、消えた……!?)

定助(ま、間違いない! こいつは! この能力は!)

     ・ ・          ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
定助(『存在』だ……ッ! 【なにか】の『存在』を一瞬だけ消すことができるんだ……!
    『左手』で殴った時に! さっきガードを突き抜けた時、
    ――そして今殴った時も――左手だった!)

15 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:37:51.10 ID:qgIK5oZI0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スタンド名:フライ・トゥ・ダーク
本体:黒木智子(推定15さい)

能力:左手の薬指に触れた物質(スタンド)の存在を数秒消し去ることができる。
    元から存在がないみたいなものなので、本体である智子には使えない。
    名前は、アニメ12話の挿入歌が元になっているらしい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

16 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:41:45.13 ID:qgIK5oZI0
定助「待て! お前はいったん何者なんだ! なぜオレを狙う!」

智子「お前になにが分かる……!
    ゆうちゃんがいなくなったら、私は本当に独りになる」

    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
智子「常時ソロプレイの辛さがお前に分かるか―――――ッ!」

定助(ソロ……? な、なにをいってるんだこいつは……!?)

智子「モテモテモテモテモテモテモテェッ!」

定助「ぐッ! 左手……ッ!」

ガガガガガガガガガッ!

定助(スピードのせいで、左手に『しゃぼん玉』をつける隙がないッ!
    万が一、つけたところで、『シャボン玉』の存在も消されてしまう!)

FTD「モテネェ―――――ッ!!」

スゥ……

             ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
定助「ま、またッ! S&Wの右腕がッ!」

ガッ

定助(左手に触れないようにガードするしかない!)

FTD「モテモテモテモテモテッ!!」

ガガガガガガガガガガガガガッ!

定助「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」

定助(もう……ダメだ! 『覚悟』するしかないッ!)

FTD「モテモテモテモテモテモテモテモテモテモテッ!!」

智子「『ドミネ・クオ・ヴァディス《どこへ行かれるのですか?》』
    おまえは『非リア』だ───ッ!!」

ズオッ!!

17 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:45:09.37 ID:qgIK5oZI0
スカッ

智子「!?」

智子「なっ、消え……?!」

定助「げふっ……」

智子「!!」クルッ

定助「げふっ」ビシャッ

定助「ハアァ――ッ、ハアァ――ッ、……強かった……。
    お前には、『覚悟』をしなければ勝てなかった……」

智子「フライ・トゥ・ダァアアアアアアアアアアク!」

シーン…

智子「!?」

智子(腕が、動かない……!?)

定助「あえて、あえてだ……。
    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
    オレは、『全身で』攻撃を食らった。
    そうすれば、オレの存在が消える」

定助「そして、お前の動きが止まった間に、
    オレの『シャボン玉』でお前の両腕の感覚を『奪った』。
    ――もう、お前の能力は使えない」ハァ、ハァ……

智子「くッ!」

18 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:48:29.88 ID:qgIK5oZI0
??「なんだなんだ、こっちで大きな物音がしたと思ったら……」

智子「!!」

定助「……カツアゲロードの、『ペット屋のオヤジ』……」

オヤジ「ずいぶんハデにやらかしとるな。ケンカか?」

虹村「東方定助……何事?」

常秀「ナンだナンだ〜? 常助ェ〜、学校から帰ってきたらよォ〜
   うちの前で騒ぎ起こしやがって。
   ウヘヘヘ、お前、ボロボロじゃねぇ〜か」

定助「虹村さん、常秀……」

智子「……」

定助「……?」

智子「ぁ……ぁぇ……」

智子(し、知らない人がい、いっぱい……!!)

オヤジ「このお嬢ちゃんは誰かね?」

常秀「ん〜、このサエない女の子、お前のカノジョかぁ〜。
    キミ、名前はなんてーのォ?」

智子「ぁぁあ……、あぅあぅあ……」

優「もこっち、どうしたの?」

智子「え? ゆ、ゆうちゃん!?」

定助「君の友だちの『記憶』は返したよ……」

スッ

智子「!?」

智子(顔、顔近い顔!!)カァァァァ

19 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:56:22.81 ID:qgIK5oZI0
ボソッ

定助「すまない。
    君の友人が、東方家に関係する人間だと思って、
    オレは、彼女の『記憶』をちょっぴりだけ、一時的に『奪った』。
    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
    オレのことを知らない程度に『奪った』つもりだったんだが……。

定助「 オレはどうしても、この家の秘密を探らなければならないんだ。
   彼女から東方家のことを聞いたら、すぐに『返す』つもりだった。
   ――だけど、君の攻撃があまりにも激しすぎて誤解を解くヒマがなかった。
   君の両腕の感覚も、もうすでに『返した』」

智子「あ……」

智子(両腕が、動く……)

優「もこっち……?」

スッ

定助「オレの名前は東方定助。それ以外はなにも分からない」

智子「き、記憶が、なななぃ、んですか?」

定助「……」

智子(この人も、独りなのか……)

定助「あ」

智子「え?」

定助「ひとつ、聞いていい?」

智子「ぁ、はい」

定助「ソロプレイって、なに?」

智子「ぁ、そ、それは……」

康穂「定助、ど、どうしたの、これ」

大弥「定助ェ、なんだかァ、ケガしてるような音が聞こえたけど、ダイジョーブぅ?」

定助「あ、大弥、康穂、これは――ぶげぇッ」

智子「テメーしっかりリア充じゃねーか!」

20 :私がモテないのはどう考えてもスタンドが悪い:2013/10/02(水) 08:58:26.04 ID:qgIK5oZI0
〜数日後〜

ガタッ

キーンコーンカーンコーン

智子(ようや今日の授業が終わった……)トントン

智子「……」

男子「あー、だりー。やっと土日かよ」

女子「ねー、アンタ今日ヒマァ?」

男子「おう、ナンかアンの?」

女子「今日、みんなでカラオケいかない?」

智子「……」

男子「おー、いいじゃん。あ、その前に腹減ったからマックいくべ」

女子「いいね〜」

男子「あ、そうだ、今度また合コンやんだけどさぁ」

フッ

男子「!?」

バタッ

男子「痛ってぇ〜」

女子「あははははは、お前、なにやってんの?」

男子「今、イスが消え……」

女子「なに? とうとう頭おかしくなった?」

智子(ざまぁ)

―――これはとあるの女の子の

     ――モテない女の子の

        ――どうでもいい、でも奇妙な物語

21 :名も無き被検体774号+:2013/10/02(水) 09:50:46.96 ID:6rrB77nt0

できれば4部がみたかったわ

22 :名も無き被検体774号+:2013/10/02(水) 09:58:16.85 ID:KdKoPuoy0
続くん?ワクワク

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